こんにちは、crescentです。
指名されましたので、「きしめんとうどんの差」について、
私の知ってる限りのことを書いてみようと思います。
元々きしめんは棊子麺と表記し、碁石型の麺だったそうです。
他の説として、庶民の食べる平打ちうどんの具が菜っ葉ばかりだったのに対し、
藩主に献上されたものは雉の肉が入っていたことから、
「きじめん」と呼ばれていたという説、
紀州候が尾張侯を訪問の際に持参したので、
紀州麺が転じて「きしめん」となった説など、様々です。
平凡社の世界大百科辞典には、
「きしめん」
めんるいの一種。現在は俗に( ひもかわ)または( いもかわ) とも呼ばれる平打ち
うどんの通称となっている。本来は小麦粉を水でねったのを小さくつみ取って丸めた
もの( うどんの前名< こんとん> と呼ばれるもの) を碁石のように押しのばしたものを
( きしめん) といった。後には今のうどんと同じように、めん棒で押しのばしてから
碁石形に打ち抜き、さらに平うどんのように長く作ったものを旧称のまま( きしめん)
と呼ぶといわれる。
日本料理由来辞典では、
きしめんは平打ちうどんともいわれ、幅1センチ弱、厚さ0.3センチと薄く、 麺の
断面は偏平である。なめらかな口ざわり、 だしのきいた汁。ホウレンソウ、甘煮の油揚
、けずりカツオをこんもりのせた麺である。
とあるように、料理名としてのきしめん(麺単体ではない)が取り上げられています。
麺としてならば、きしめんとうどんとの差は、形状よりも味にあるかと。
確か、きしめんは乾燥させるのが前提であるため、
うどんに比べて塩が少なく、グルテンの含有量も少ないはずです。
平たい形は乾燥させるために便利だからだと思われます。
とりあえずこんな感じです。
どこからどこまでというより、作り方の差。これがきしめんとうどんの差だと思われます。
まぁ、何か間違ってるかもしれませんけど、そのときはご勘弁ください。
クレセントでした。
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